フラット35を使って、中古住宅を購入したい!

◆中古住宅にフラット35は使えます。

中古住宅を購入するとき、フラット35を使いたい、
そう思われる方もいらっしゃるかもしれません。
35年固定金利という安心感は大きいものがあります。
現在、金利は低金利時代、
1.5%程度の固定金利で35年間が可能であれば大きな選択肢の一つとなります。
たとえば、3000万円を35年の期間で住宅ローンをフラット35で借りた場合、
金利1.5%とすると、毎月の返済は、91,855円、総支払利息は、850万円程度となります。
民間金融機関で変動金利0.9%で借りると総支払利息が490万円なのに対し、
360万円程度大きな負担となります。しかし、10年後、変動金利が2%となったと仮定し、
その後25年間2%で継続したとして、総支払金利は、842万円でほぼ同じです。
それより、金利が高くなる可能性はないとは言えないですね。

◆元金均等返済やリスク分散も選択肢です。

皆様が考えるのは、将来金利が上昇したらどうすればいいのかです。
それを先に読むことはできません。
つねつね、低金利がいつまで続くかはわからないといわれています。
そんななかで、民間金融機関の元利均等返済だけでなく、
フラット35でつかえる元金均等返済の利用や、
全体の借入の中で、固定金利の部分と、変動金利の部分にわけることにより、
リスクを分散するということも考えてもよいかもしれません。
万が一、金利が上がれば借り換えればよいといって、
手っ取りばやい、民間金融機関による変動金利を不動産屋さんにすすめられるかもしれませんが、
まずは、選択肢が多い方がいいですね。

◆まずは、検討物件の建物を調査してください。

よって、中古住宅購入の際には、フラット35が使えるかどうかの情報は、
将来の金利変動への対策として、大きなポイントとなります。
中古住宅においては、物件資料に当初、
フラット35が利用できるか、否かが、書かれていないことも数多くあります。
物件売却の場合は、フラット35が使えるかどうかを明確にして売ることが、
購入者の選択肢を広げる有利なポイントとなるし、
もちろん、物件購入検討時にも、住宅ローン選択の大きなポイントとなります。
そのためには、フラット35の適合証明の発行が必要となり、
建築士による建物調査が必要ですので、
早めの相談を取扱いの不動産屋さんにご確認のうえ検討を進めてください。
もし、中古住宅において、フラット35が使えるのかわからないということであれば、
兵庫既存住宅活性協議会のフェニーチェパックを利用しただきましたら便利です。
かし保険の検査とあわせて、フラット35が使えるのか、必要であればしろありも調査いたします。
是非、兵庫県内のフェニーチェパック取扱店にお問い合わせください。

チラシのお得物件はどうして買えない?

不動産チラシ
◆不動産のチラシのお得物件は本当?
家をさがしはじめたら、
まずは、新聞や郵便ポストにはいっている不動産チラシをみます。
近隣の売買物件などが掲載されており、
自分の家の価格の参考にもなるし私もよく見ます。
ただ、その中で、必ず目を見張るような物件があります。
「え!この場所でこの価格??」という物件です。
不動産の広告から、すべての情報がわかるわけではないので、
実際どうかはわかりませんが、「お買い得物件」があると本当に気になります。
そうなんです。これが、不動産チラシの作戦の一つですね。
目につく物件を掲載し、まずは、一般の方からのお問い合わせの電話をしてもらう。
そのうえで、来社してもらい面談にこぎつけます。
そうなると、その後の、しつこい不動産会社からの電話に悩まされるわけですね。
売却募集ちらし
◆じつは、これを「おとり広告」といいます。
これは公正競争規約違反です。
よくあるのが、「この物件ありますか。」と電話すると、
「実は売れてしまいました。他にも良い物件がありますので、来社しませんか。」といわれます。
もしこれが、本当は販売していない物件の場合は、おとり広告と呼びます。
不動産のおとり広告には、
(1)存在しない物件
(2)すでに売約済み等取引の対象となりえない不動産
(3)不動産は存在するが、実際は取引する意思がない、売り物件になっていない
などの場合があります。
このように公正競争規約違反となった会社には、厳重警告・違約金などに処分が課されます。
HDC神戸3F
◆お得な物件は、建物をしっかりしらべて確認する。
どうしても、まずは、物件本位で探しますので、
このような「おとり広告」などに引っかかってしまいます。
やはり、少しでもお得に買いたい、という心理につけこんだものでしょうね。
広告の情報だけでお得に感じる場合には、
まず、判断するための情報が欠けていると思った方がよいでしょう。
不動産購入は、数多くの情報のもとに判断することが重要です。
ましてや本当にお得な物件であれば、
不動産のチラシに広告するまでもなく売買されてしまいます。
チラシで確認することは、物件の中身というよりも、
不動産業者の姿勢と思ってもらった方が確かかもしれません。

すまい給付金はなぜ使われない?

◆すまい給付金は宅建業者にとってデメリットでしかない?
すまい給付金
先日、住宅新報に掲載されている記事によると、
一般消費者は、すまい給付金に対する認知度について、
「知らない人の方が多い」「ほとんど知らない」は75.4%に上るそうです。
たとえ、どんなに良い制度をつくったとしても、
告知、PRする人がいなければまったく浸透しません。
これをPRする人はほかならぬ宅建業者の皆さまです。
ただ、宅建業者にとって、
すまい給付金をすすめることによるメリットがどこにあるのでしょうか。
宅建業者販売において、まず、かし保険に入らなければならないという条件から考えると、
買主様には給付金や安心・安全などのメリットが多くあります。
しかし、売主である宅建業者においては、かし保険の費用負担や説明の手間、
手続きの手間などを考えるとほとんどデメリットしかありません。
給付金の対象
◆バイヤーズエージェントをつかってすまい給付金を利用する。
このコラムでも、何度かすまい給付金について、記載をしましたが、
その給付の条件については、複雑です。
現在の不動産の購入手続きにおいて、すまい給付金を売主さん、買主さん、
ともに会話にだす場面はほとんどでてきません。
そもそも、すまい給付金の条件のひとつである「かし保険」の加入ということ自体が、
浸透していないことがおおきなネックといえます。
購入希望者にとっても、その対象物件が、
一般の方の所有の物件か、宅建業者の所有の物件か、
そんなことをわからずに購入することがほとんどです。
やはり、プロのバイヤーズエージェントが、
買主さまのメリットを考えて提案してあげる以外、
本当に方法がないように感じます。
不動産探し.com
◆複雑だからこそ、賢い消費者は活用します!
ホームインスペクションも実施され、かし保険の安心感もあり、
また、給付金もえることができる「すまい給付金」は
本当に買主さまのためにつくられた良い制度です。
これを活用できる賢い消費者は、少なからずいらっしゃいます。
このたび、7月4日に「神戸リノベーションの不動産探し.com」として
神戸市西区伊川谷有瀬に不動産仲介店舗をOPENします。
おそらく、神戸では類のない
バイヤーズエージェント専門の仲介店舗かと思いますので、
是非いろんなご相談にきて、直接お話しさせていただければと思います

ホームインスペクションは誰がする?

建物調査
◆ホームインスペクションは買主が要求してください。
中古住宅を購入するとき、
ホームインスペクションを実施したいという買主が増えているそうです。
そうです。ホームインスペクションは買主が要求していいんです。
中古住宅購入する際は、やはり不安がいっぱいです。
今後の改修のことも考えると本当にどういった建物であるのか、
もっともっと情報がほしいのが買主さんの気持ちです。
もちろん中古住宅を取り扱う仲介会社さんが、
「ホームインスペクションをやりたいって売主さんにいっても嫌がられますよ!」
という場合もありますが、
仲介会社さん自身が、手間がかかったり、知らない情報がでてきたら困るので嫌がる
場合でなければ、一度は丁寧に売主さんにも確認してくれます。
われわれの取扱では、売主さんも、売却したあとのトラブルを避けたいので、
「ちゃんと見てもらいたい」と大半がいわれます。
フェニーチェパックを利用された宅建業者様
◆ホームインスペクションは購入時に必要な情報を提供してくれます。
ホームインスペクションとは、住宅診断のことで、
資格のある建築士が、第三者的な立場から、また専門家の見地から、
住宅の劣化状況、欠陥の有無、改修すべき場所やその時期、
場合によっては改修の費用なども見きわめ、アドバイスを行うことです。
ひとくちに住宅診断といっても、その目的はさまざまです。
今後のメンテナンスのためや、耐震性の確認のために住宅診断してもらうこともあれば、
断熱性を上げるリフォームを行うにあたり住宅全体を見てもらうこともあるでしょう。
中古住宅購入時に適しているのは
「瑕疵保険」加入の是非をみる建物調査が良いでしょう。
これなら90分程度で終わります。

◆どのぐらいの費用で、誰にお願いするの?
もちろん建築士に依頼しますので、費用が掛かります。
私どもが提供しているフェニーチェパックを利用してもらっても
やっぱり5万円程度は必要です。
大きな買い物の検討とはいえ、あまりどの物件でも調査していると費用がかさみます。
使い方としては、ほぼ購入を決めていて、
今後のリフォームの費用の算出のために建物診断を依頼するとか、
契約後に、一応確認のために利用するとかが現実的なところかもしれません。
売主さんが、少しでも高くうるために診断をしてもらっているケースもありますが、
その中身が重要です。
第3者の立場で建築士により、資格ある専門家が行われているものであれば
買主さんの負担なく情報が入手できるかもしれません。
全国的なある一定の基準にもとづいた建物調査を行うことで、
売主、買主双方の安心な取引につなげてほしいものです。

◆知らないと損する“すまい給付金”


◆家を買おう!さて、まずどうする?
家は、衣・食・住の一つで、生活にとってなくてはならないもの。
いろんな形はあろうとも、多くの方に、「家を買おうか?」というときが、訪れると思います。
そんなとき、まずみなさん、どうされますか?
何がいいのか、どんな家に住みたいのかいろいろ考えてみようとは思うでしょうが、
初めてだし、とりあえず、自分で考えてみてもよくわからないことが多いなぁ、て思いますよね。
では、どこかに行って、聞いてみようと思うのがふつうです。
では、初めて家を買うときどこへいったらいいんでしょうか???

◆「住まいの百貨店」はありませんので・・・
私が思うに、「住まいの百貨店」のようなものがあれば、
いろんな情報が一気に集められるのでいいのではと思います。
まず、一階では、土地の話、二階では、新築戸建の話、
三階では、新築マンションの話、四階では、中古戸建の話し、
五階では、中古マンションの話しといった具合でしょうか。
こういうところに行ければ手っ取り早いのですが、
現在、「住まいの百貨店」は聞いたことがありません。
それぞれの専門店に行かなければならないのが現実です。
新築マンションは、マンションのモデルルームにいきます。
土地を買って家を建てるのであれば、土地を探すため、
その地域の不動産屋にいかなければなりませんし、
ハウスメーカーの建物であれば、住宅展示場へいってみなければなりません。

◆専門店でなく、我々の住宅全般の話しをご参考にしていただければ。
私は、リノベカフェ神戸というできるだけ気軽に参加できる形態を通じて、
少しでも住宅購入全般について、わかってもらいたいなぁ、
という気持ちで説明させていだいています。
HDC神戸で説明させていただいているのは、できるだけ、初めて家を買おうかな、
という人に対して、選択肢を提供し、なかなか、専門店では聞けない話ができればと思っています。
われわれは、そこでは、売る物件は何もありません。
買ってもらいたい新築マンションも、新築戸建も、土地も何もありません。
なかなか、住宅全般の話しが聞けない今の住宅購入事情だからこそ、
当社のセミナーに是非とも一度気軽にご相談にきていただければと思っています。

消費税アップでも損しない中古住宅の買い方

◆知らないと損する“すまい給付金”
消費税の推移
平成26年4月1日から消費税が8%になり、はや2か月がすぎました。
徐々に8%という消費税の数字も馴染んできており、
すっかり慣れてきているのではないでしょうか。
そうなるとより忘れてしまいがちなのが、消費税対策のために準備されている国の制度です。
これは、しっかりと利用したいものです。
消費税アップの対策としてできた制度としては、すまい給付金があります。
みなさん、ちゃんと申請されていますか?
特に中古住宅を購入する際は、お願いする不動産屋さんに詳しく聞かなければ、
購入物件が対象になっているのかどうかもわからない場合も多いですね。
HDC神戸ギャラリー
◆中古住宅のすまい給付金があります。
先日、中古住宅を購入希望された方が、「この物件、すまい給付金をもらえますか」、と尋ねられ、
あわてた不動産会社さんから問い合わせをいただきました。
すまい給付金をとるには、その物件を取り扱う不動産会社さんに、
「既存住宅かし保険」に加入してもらうことが大きな条件となります。
加入してもらうことができれば、2年間の瑕疵担保期間について、第三者の保険がえられるので、
万が一、売主の業者さんが倒産しても、かしが発見された場合は、
国交省認定法人による保険で修復してもらうことができるので安心です。
もちろん、そのためには、建築士によるホームインスペクション(建物調査)が実施されますので、
何か確認したいことがありましたらプロにたずねることもできます。
すまい給付金
◆「保険の安心」と「お得なお金」の両方をもらう。
すまい給付金は、年収が510万円以下の人がマイホームを購入する時に、
現金を給付する制度です。
一般的には「年収510万円以下」が一つの目安にはなりますが、扶養家族の人数などによっては、
年収が510万円以上の場合でもすまい給付金の対象となることがあります。
そして、その所得に応じて、10万円~30万円が給付されます。
消費税は、来年10月には、8%→10%に再度上がるかもしれません。
その際は、最大で50万円を住宅取得者にお渡しできるようになる予定です。
今後、いますぐ住宅を買うということでなくても、まずは、
損しない、こういった中古住宅購入の仕組みを知っておいてください。

リフォームしたい!まずは誰に相談すればいいの?

出雲大社
【下請協力会社の皆様との研修・懇親旅行で出雲大社にいきました】

◆リフォーム、リノベーションの窓口は様々です。
リフォームやリノベーションをお願いするとき、
誰にお願いすればよいのか、それは悩むところです。
窓口は、様々ありますが、大きくは、
1)設計事務所 2)建設会社 3)大工(職人)に分けることができます。
これは、建設業法という法律でそれぞれの役割が決まっており、
プロであるわれわれは、1)設計会社 2)元請会社 3)下請会社 という呼び方をします。
リフォーム・リノベーションなどの工事を行う場合、窓口は、どこであれ、
この3つの力が一つとなって進めなければ良い工事ができません。
みなさんがお願いするリフォーム会社が、
いったい、この1~3番までのどの分野の会社なのかをしっかり見極めてください。
檜皮葺き
【葺き替えられた檜皮葺きです。】

◆工事会社の実態を把握してお願いする。
実は、設計・元請・下請(職人)の組み合わせは様々です。
どの立場のプロも、すべてをこなすのは無理でしょう。
たとえば、設計・施工両方します!という会社は一般的ですが、
その会社が施工に強みがあるのか、設計に強みがあるのか、
それにより同じ設計・施工でも大きくことなります。
職人が工事しますから安くできます!という広告もありますが、
その会社が塗装の職人なのか、家具の職人なのかでことなりますし、
大工とはいえ、建物の構造計算まですべてがわかるのかというと、そういうことはできません。
それぞれの会社が何に強みがあるのかを正確に理解して、
依頼したい工事、期待する内容に応じた会社を選択することが重要です。
出雲大社基礎跡
【当初の出雲大社の基礎位置です。大きい!】

◆神戸リノベーションは元請を行う建設会社です。
たとえば、当社は、元請を行う建設会社です。
それは、工事を統括して、安全に、工期どおりに、
お客様の予算にあわせ、高い品質を維持するものを
より安く工事をおこなうことを考える会社です。
デザインは一部設計事務所と連携して行いますので、
さまざまなデザインの行える建築家の仕事が可能となります。
下請(職人)は、過去70年を超える歴史の中から
品質に磨きのかかった安心できる職人グループを組織していますので、
よりよいものをより安く工事できるように日々研鑽につとめています。
リフォーム・リノベーションは一人ではできません。
多くの人の力を結集することが、よりよい仕事をするうえで大切です。

リフォーム・リノベーションは誰に頼めばいいのか、
ちょっとわかりにくい業界だからこそ、
皆様にも少し理解していただくことが満足いく住まい選びの一歩といえるでしょう。

詳しい、建設会社の見分け方や
見積依頼、住宅購入の相談など
ご質問等がありましたら御連絡ください。

『その中古住宅、かし保険かかりますか?』

◆中古住宅流通は今後の豊かな社会づくりへの課題となっています。
兵庫宅建様
先日の5月22日、兵庫県宅地建物取引業協会の本年度総会後の懇親会に、
兵庫既存住宅活性協議会の事務局として参加させていただきました。
兵庫県副知事、赤羽衆議院議員など先生方をはじめ多くの来賓の方がおられ、
宅建業界の社会的役割の大きさを感じておりました。
その中でも、多くのご祝辞で、
「中古住宅流通の活性化」「安心・安全な中古住宅の流通」というトピックスが語られていました。
それは、今後のよりよい社会づくりにおいて、この分野の進展が欠かせないという意識が、
国の政策をはじめ、地方の政策にもつながってきていることを明らかに感じさせていただく機会でした。
その中で当日、私は、多くの議員の皆様、地方公共団体の幹部の方々に
次の話のみをさせていただきました。
中古には保証なし?
◆中古住宅購入時の合言葉、『かし保険かけられますか?』
『この物件、かし保険ってかかります?』この質問だけを
世の中の中古住宅購入希望者の方々に知っていただければ
業界が大きくかわるのではとお話させていただきました。
中古住宅購入時に、「この建物、耐震性は大丈夫ですか?」とか
「何か不具合がないですか?」とかいろいろ聞きたいことがいっぱいあると思います。
それに対して、答えてもらったところで、「大丈夫じゃないですか?」とか、
「いや~、責任はもてませんが、売主さんは今、問題なくお住まいされていますよ~」
という言葉だけがほとんどです。これでは、なんの解決にもなりません。
私が、皆さんにたずねてほしいのは、『かし保険がかかりますか?』
この一言だけで結構なんです。
検査適合証があれば安心
◆この一言で、多くの情報が入ってきます。
この言葉を聞いた不動産屋さんは、もし、その内容を知らなければ、
「それは新築の話です。」っていわれるかもしれません。
そこで、皆様、めげずに、もう一言、「いえいえ、中古住宅に対するかし保険です。
ご存じないですか?」ここまで聞けば、いろいろ調べてくれます。
これにより、耐震性の情報、床下、天井裏の情報、建物の劣化度合い、
雨漏りの可能性の情報など、客観的な情報が手に入ります。
これは、皆様の中古住宅購入決断を左右する本当に大きな情報です。
これは、保険にかかるから買う、かからないから買わないというものではなく、
それをしっかりと知った上で、住宅購入を決断するということが大切なんです。
もちろん、物件価格を見定めることにも大きく役立ちます。
これにより、中古住宅購入の常識がかわることによって、
中古住宅流通活性化による、安全な社会づくりにつながると思っています。
JIOのかし保証保険の仕組

工事費を一緒に借り入れ、月返済額を押さえる。


◆中古住宅を購入し、改修して住む人が増えています。
2014年5月17日の日本経済新聞に、
中古住宅+リフォームする人が増えているという記事がありました。
こういった流れに対して、金融機関が、中古住宅の購入資金だけでなく、
改修資金をあわせて融資するローンの取り扱いを増やしているそうです。
ここの記事に記載されている金融機関は、
三菱東京UFJ、三井住友、みずほ、りそな、三井住友信託と大手金融機関ですので、
兵庫や神戸の地域の金融機関の動きも気になるところです。
昨年に、兵庫県内の地銀、信用金庫を6行お呼びし、
同様の融資商品のお願いをした時、対応が難しいという回答をいただいたことがありましたが、
この1年の間で世の中の動きもかなり早く進んでいることを感じます。

◆「リフォーム一体型ローン」と呼びます。
これまでは改修資金を専用に融資する商品(リフォームローン)はありましたが、
無担保で貸すため、金利は高めで期間は10~15年程度となりました。
物件購入のための住宅ローンも合わせて組むという場合は、毎月の返済額はさらに大きくなります。
これを購入資金と改修資金をセットにして融資をしてもらうと、
金利も低く、期間も35年と長くなるため、返済の負担が下がります。
これにより、大規模の改修に活用できるようになりますので、
中古物件を安く購入し、数千万円かけて改修したいといったケースでも対応が可能となるわけです。
単なる補修ではない、いわゆるリノベーション向きの融資商品といえますね。

◆改修見積を早く準備するなどが必要です。
リノベーション推進協議会の調べでは、2013年のリノベーションに該当する改築物件は、
3875戸あったそうで、前年度より2割増えているそうです。
やはり、資金のつくりやすさがあってこそ、そもそもの人気を後押しできるのではと思われます。
実際に進めるにあたっては、ポイントがいくつかあります。
その大きな一つが、改修費用の割り出しです。
物件購入時には、改修見積を銀行に出しておく必要がある関係上、
どういった工事をやるかは、早めに決めておかなければなりません。
中古住宅の購入は、売り手の都合で日程が決まっていくことも多いので、
それにあわせて中古リノベーションを行うには、
それなりの専門知識が必要であると思っていただいた方がよいと思います。

5月10日、セミナーご参加ありがとうございました!!


◆少人数セミナーですので活発にご質問をいただきました。

平成26年5月10日(土)HDC神戸にて、
「失敗しない中古住宅のお得な買い方セミナー」を開催いたしました。
当日、テーブルが満席になる盛況で、
約2時間にわたりまして、ご説明させていただきました。
100分強、休みなく話をしましたので、しょうしょう退屈もされたかと思いましたが、
「セミナー内容は参考になりましたか?」という質問に対し、
アンケートを記入の8名の方全員が、「非常に参考になった」とご回答いただきましたし、
6名の方が説明時間も、「あまり長く感じなかった」とご回答いただきましたので、
有意義な時間を過ごしていただけたのではないかとおもっています。
ここでは、実際にたくさんの質問を頂いた中から一つご紹介させていただきます。
セミナー会場
■結局、中古+リフォームは新築よりコストがかかるのでは?

こういった質問をいただきましたが、本当に一番ご興味がある部分かと思います。
回答としては、希望すれば、コストがかかります、ということでしょうか。
しかし、比較対象によります。もし、建売のどこにでもある新築住宅と比較するなら、
新築のほうがやすいかもしれません。しかし、リフォームで行うような、
理想を叶えるようなデザインと間取りに改修した住宅を希望される場合はことなります。
そんな新築を建築しようとおもうと非常にコストがかかります。
建物を「内部」と「外部」を分けた場合、「外部」を活用できるのが中古リフォーム、
新築の場合は、「外部」を一から作りますのでこの部分のコストがかかります。
もちろん、比較する「内部」のグレードがことなる場合は比較になりませんよね。
コストがかかるというよりも、同じコストであれば、
より多くの満足をえることができるのが中古リフォームかもしれません。
ここでは、物件の探し方も重要であるといえますので、
そのあたりも一緒に相談に乗れればと思います。
個別相談会
■是非、セミナーでいろんな質問をしてください。
今回のセミナーで、アンケートご回答いただきました8名のうち、
印象に残ったキーワードとして、「バイヤーズエージェント」が8名全員、
「リフォーム費用と住宅ローンの一元化」が6名、
「既存住宅かし保険又はリフォームかし保険」が6名、
「無料インスペクション」が4名と、
神戸リノベーション特有のシステムを把握いただき、興味をもっていただいたようです。
セミナーアンケート
当初想定していた10分ほどの質疑応答時間でしたが、
ほぼ全員の方からご質問を頂き、時間も20分ほど延びてしまうぐらいの盛況でした。
少人数でのセミナーならではかと思います。
中古リフォームについては、皆様の疑問が多いことが改めてよくわかりました。
次回は、6月14日(土)開催します。
今後も、できるだけわかりやすい説明を心がけていきますので、
是非、お時間ございましたら一度足をお運びください。

[お申込み方法] ※要予約

お電話(078-976-1580)・メールフォーム・E-mail(ie@kobe-renovation.jp)にて受け付けております。

E-mailでお申し込みのお客様は、参加者名・参加人数・電話番号・個別相談会への参加希望の有無・その他ご質問などをご記入の上、ie@kobe-renovation.jpへお送り下さい。